お知らせ

【報告】ホウオウサーベルの小笹オーナーよりコメントが届きました!

2021.09.19

ホウオウサーベルの競走馬時代のオーナーである小笹様よりコメントが届きました。
以下、原文のまま紹介させていただきます。
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セレクトセールで本馬をひと目見た時、その雄大な馬体とハンサムな顔立ちに一目ぼれしてしまいました。圧倒的1番人気で新馬戦を快勝した時には、この馬でGIを……そんな期待が胸を膨らませました。2戦目に重賞の東京スポーツ杯2歳Sに挑戦したのは、そんな思いの表れでした。結局、春クラシックには間に合いませんでしたが、じっくり成長を促して、3歳夏に2連勝。「菊花賞に向けての上がり馬」として注目を集めるようになりました。

しかし、この菊花賞で11着に敗れた後、左前脚の屈腱炎が判明し、長期の休養を余儀なくされました。復帰を目指して治療にあたっていたのですが、このたび屈腱炎の再発が判明、現役復帰を断念することになりました。

後半の4戦では蛯名正義騎手に騎乗していただきました。ケガにより長期休養から復帰する際に本馬の鞍上を引き受けていただき、調教から携わっていただきました。そして、ホウオウサーベルの菊花賞での騎乗が、結果的に蛯名騎手の最後のGIレース騎乗となりました。現在は調教師として、厩舎開業を待つ状況であることを考えると、2年という時の長さを感じずにはいられません。

ホウオウサーベルは6戦3勝という成績、ターフを駆けた期間は1年余りとそれほど長くありませんでしたが、勝ったときのパフォーマンス、そしてパドックやレースでの凛々しい姿は、とても見る者の記憶に残る馬だったと思います。その姿は、引退後もきっと皆さまを笑顔にしてくれることでしょう。

オーナーとして、たいへん思い出深い本馬の姿を引退後も見守りたく、このたびTCCへの加入をお願いした次第です。

現役時は、ご声援ありがとうございました。何卒、よろしくお願いいたします。

小笹芳央(ホウオウサーベル号馬主)